※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

滋賀県立北大津高校集団暴行訴訟:滋賀県が控訴断念

 滋賀県大津市の滋賀県立北大津高校で2001年、当時1年生だった空手部員の男子生徒が、部内のいじめ・集団暴行で一時重体になり、その後右半身不随や高次脳機能障害などの後遺症が残ったとして県や加害者を訴えていた訴訟で、滋賀県は1審大津地裁判決(2007年3月20日)を受け入れて控訴しないことを、4月2日に発表しました。滋賀県や加害者が連帯して合計1億4000万円の損害賠償金を支払う1審大津地裁判決が確定します。

 この件について嘉田由紀子・滋賀県知事は「長期の訴訟で不安や苦痛を味わってきた被害者の心情を思うと、判決を受け入れるのが妥当」と話しているということです。今後の賠償金の負担割合は、滋賀県と加害者で調整するということです。
 被害者や家族の心情をくんで、滋賀県が控訴しないという判断を下したことは意義があることです。控訴断念の判断は、全面的に支持したいと思います。
 賠償金の問題は裁判上の問題なので、県と加害者が負担割合を決めるべきことだと考えられます。ただ、裁判のシステムの上では責任は賠償金の形で計られてしまう傾向がありますが、お金の問題以前に「このような事件・事故が起こらないような学校をつくるためにはどうすればいいのか」ということが根本的に問われているといえます。