人間関係と行動との関連:高校生へ調査

 全国高等学校PTA連合会が高校生を対象にした調査によると、人間関係が希薄な生徒は、そうでない生徒と比較して問題行動を起こすリスクが高まる傾向があるということがわかりました。

人間関係希薄で問題行動 PTA、高2の6千人調査(『共同通信』2006/2/12)
 家族との会話がなかったり、学校をやめたいと思ったりした生徒は、性経験や万引、刃物で手首を傷つけるなどの自傷行為をする割合が、そうでない生徒の約2倍以上-。全国高等学校PTA連合会が公立高55校の2年生約6000人を調査した結果がまとまり、集計と分析に当たった木原雅子京都大助教授(社会疫学)が12日発表した。
 地域差は少なく、木原助教授は「問題視されるこれらの行為は子供たちの叫びであり、共通の原因は人間関係の希薄さ。今の社会は意識して人と人がかかわり合う必要があり、大人が本気で取り組まないと状況は変わらない」としている。

 人間は社会的な存在であり、他者との関わりなしには生きていけません。人間関係の質と、問題行動を起こすリスクとの間には相関関係があるという傾向は、いろいろな調査で指摘されています。今回の調査でもその傾向が浮き彫りになった形ではないかと考えられます。