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中学校社会科公民教科書の記述比較

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 朝日新聞(web版)2014年4月30日付に、『公民教科書、どう違う 沖縄・竹富町の採択問題』の記事が掲載されている。

 沖縄県八重山地区の教科書採択問題に関連して、地区の採択協議会が答申し文科相もゴリ押ししている育鵬社教科書と、竹富町が採択した東京書籍教科書について、教科書の内容を比較検討している。

 育鵬社教科書は、日の丸・君が代についても当然視し、大日本帝国憲法についても評価面だけを強調、憲法改正の手続きについては詳細に書き込むなどの特徴がみられる。

 一方で沖縄県にとっては切実な地元の課題でもある米軍基地問題については、育鵬社版では軽く触れているだけで、東京書籍ではていねいな記述となっている。

 育鵬社版については「育鵬社版は国同士の対立を強調し、防衛や憲法改正など、こういう国にしたいという政治的な意図がみえる」(沖縄県民間教育研究所・長堂登志子所長)と指摘されている。

 たしかに、育鵬社版の記述は、東京書籍のみならず他社とも比較しても、独自の右派的概念に基づいた国家主義的な記述が目立つ。以前に当ブログでも検討したことがある(当ブログ2011年6月17日『2012年度中学校社会科教科書を読む』)が、異常さは際立っている。