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2014年度全国学力テストを実施

 文部科学省の全国学力調査が4月22日に実施された。小学校6年・中学校3年の全員調査が復活してから2年目となり、また今年からは教育委員会の判断で学校別成績を公表できるようになった。

 下村博文文部科学大臣は同日午前の記者会見で、学校が全国学力テストの準備として過去問を解かせるなどの行為について「問題はない」とする認識を示した。
 全国学力テストでは、従来の都道府県別成績公表でも、自分の県の順位や、自分の県が平均点と比較して上か下かという一面的な視点にばかり注目が集まっている。また平均点を上げるため、テスト直前には通常の授業をつぶして過去問や予想問題を解かせるなどの問題も報告されている。
 全国学力テストはそもそも、学校間・地域間の競争と序列化を図るために導入されたものである。世論の批判を受け、表向きは学力状況の把握などとも言わざるをえなくなったものの、競争と序列化の本質は隠せるものではない。学力状況の把握なら、ありのままを反映させるのが筋で、過去問や予想問題を解かせる必要など全くない。
 また学校別成績公表についても、競争と序列化を求める勢力の動きの中で押し戻されたものとなっている。
 教育委員会による学校別成績公表を可能にする措置と、過去問での準備を「問題がない」とする見解で、さらに競争と序列化が進む心配がある。