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中教審部会、小学校低学年での授業時間増の案

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 中教審教育課程部会は2月8日、小学校低学年の授業時間数や学習内容を増加して内容充実を図るとする審議経過報告の素案をまとめました。

小学低学年、授業時間増へ 中教審部会が素案(『共同通信』2006/2/8)
 学習指導要領見直しを検討している中教審教育課程部会は8日、「授業時間数は特に小学校低学年について検討し、国語力、理数教育は内容を充実する必要がある」とする審議経過報告の素案をまとめた。
 学習内容や授業時間数を増やす方向で、現行指導要領で進めてきた「ゆとり教育」を修正する内容。1977年以降続いてきた授業時間数削減の路線は、約30年ぶりに転換される可能性が高くなった。
 文科省は年度内にも指導要領作成のため専門家会議を設置。2007年に改定作業を終え、早ければ10年度から実施される見通し。
 素案は、自ら学び自ら考える「生きる力」の育成を目指した現行指導要領の狙いが必ずしも実現されていないと指摘。反復や暗記で基礎的、基本的な知識、技能を定着させ、探求的な活動につなげる必要性を強調した。

 学校の教育内容に関しては、基礎・基本の定着を図る方向で改善していくのは当然の前提です。「生きる力」といっても基礎・基本と相反するものではなく、むしろ基礎・基本があってこそ「生きる力」も育成することが可能だといえます。
 ただ改善の方向については、学習内容の系統化・体系化を図る方向で整理していくことが重要になってきます。
 仮に、次期学習指導要領で単純に授業時間数や内容を増加させるという方策をとるのならば、再び「詰め込み教育」の弊害が語られることになるのかもしれません。
 現行の学習指導要領では、学習内容の非体系性が指摘されています。授業時間数や学習内容の単純な数あわせではなく、教員や研究者などの知恵を出し合って、子どもの発達段階にあったよりよい学習体系を構築していくことが重要になってくるでしょう。