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大阪府立高校入試採点ミス対策でマークシート?

 2013年の大阪府立高校入試で153校のうち約3分の1の54校で計114ヶ所の採点ミスがあり4人の合否判定に影響があった問題で、大阪府教委は入試にマークシートの導入を検討することを明らかにした。

 しかしこれは、根本的な原因を無視し、小手先の対策でお茶を濁そうというものにほかならない。
 大阪府の公立高校入試では、従来は専門学科の前期入試、普通科の後期入試と分けて実施されてきた。しかし2013年度より普通科も定員の一部を前期に振り分けることが可能となった。2012年度までは前期・後期2度の入試実務を経験する学校は数校程度だったが、ほぼすべての学校で前期・後期2度の入学試験を実施することになった。
 その影響で、通常は志願者は定員を数人上回る程度で、1.2倍もいけば高倍率といわれるほどの高校入試にもかかわらず、早く進路を決めたいという受験生心理も手伝って前期日程は最大6倍などの超高倍率となり、採点実務もこれまでになかったような膨大な量になった学校も多かった。
 また試験問題も、志願学科によって同じ教科でも試験問題が複数ある、自由記述問題などでは採点者間で具体的な採点基準をすり合わせをする必要がある。各問題によって配点がばらばらなど、エラーを誘発しやすいものとなっている。
 そういう状況には一切手を付けず、単に「ヒューマンエラーが多いからマークシート」という軽薄な分析では、根本的には解決にはつながらない。