※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

サッカークラブ暴力事件、コーチ永久追放へ

 岐阜県大垣市のサッカークラブで指導中、同クラブコーチで元Jリーガーの西脇良平容疑者(33)=岐阜県警が傷害容疑で逮捕=が団員の生徒を蹴って両腕骨折のケガを負わせた問題で、岐阜県サッカー協会が同コーチを永久追放処分にすることを固めたと報じられている。

 4月14日の理事会で審議し、上部組織の日本サッカー協会での承認を得た後に正式に処分が発効する。

 岐阜県サッカー協会は4月8日に事態を把握し、西脇コーチと被害者側からそれそれ事情を聴いていた。

 西脇コーチは、他の団員約20人の前でこの生徒を蹴ったことを認めた上で「ふがいない試合内容だったため、生徒の尻を左右から7、8回、ボレーキックした。生徒が手で尻をかばおうとしたため両手が蹴られる形になった」と話したとされる。

 被害者の父親は協会の調査に対し、西脇コーチの暴力は日常的だったことを指摘した。また協会は以前にも、西脇コーチの指導の際の言葉づかいを注意したことがあったという。

 スポーツ指導の場での暴力・「体罰」では、特に実績にあるとされる指導者が「体罰」事件で大きな問題になっても、他の場所で指導者として復帰することも多いし、復帰先でも新たな暴力問題を起こすことも多い。

  • 関西の高校の女子ソフトボール部監督が部員に「体罰」を繰り返したとして部員から集団退部騒ぎが起きるなどして辞任。監督は硬式野球指導者に転身した十数年後、九州の高校の野球部で暴力事件を起こして新聞沙汰になる。辞任後中国地方の高校で硬式野球部監督を務めている。
  • 関西の公立高校のバレーボール部顧問が常習的な「体罰」が問題となり依願退職。その後関西の私立高校にバレーボール部監督として着任し、そこでも「体罰」問題が報道された。
  • 関東の公立高校の柔道部顧問が生徒の顔面を殴って骨折させるなどの「体罰」で停職。教諭はその後、全国大会3連覇の実績が認められたとして九州の公立高校の特別採用に合格し赴任したが、そこでも柔道部で「体罰」問題を起こし懲戒免職に。

 永久追放を打ち出したことは、他競技の対応の甘さと比較すれば画期的だといえる。このような暴力には毅然と対応していかなければならない。加害者の永久追放は当然である。また、そもそも暴力自体を許さない風潮を作って未然に防いでいくという取り組みも同時に進めていかなければならない。

(参考)
◎傷害容疑:逮捕の元Jリーガー、永久追放へ 岐阜県協会(毎日新聞 2013/4/14)