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保護者有志が門前でビラ配布:桜宮高校

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 大阪市立桜宮高校「体罰」自殺問題に関連して、保護者らの有志団体「桜宮高校から体罰をなくし、改革をすすめる会」が2月19日、在校生向けの文書を作り、同日に同高校門前で配布したことを発表した。

 保護者約40人が意見を出しあって作成したという「桜高(さっこう)に学ぶあなたへ」と題された文書では、自殺事件について、保護者として生徒を十分に守ってやれなかったことを悔やみ、生徒の救いを求める叫びを決して見逃さない・「体罰」は許さないという決意を表明している。一連の経過で橋下徹大阪市長が生徒の意見を聞かなかったり、学校関係者というだけで生徒まで加害者扱いされて理不尽なバッシングを受けるなどしたことについては、心折れることなく学校に通い続けた生徒のことを見ていたとして、「これからも顔をあげて、桜高生であることを誇りに、前にすすんでください」「どんな困難な問題にぶつかっても、生きて、しっかり事実を見つめ、自分の意見を持ち、それに責任をもって発言し、行動すれば、道は必ず開かれます」などと訴えている。
 桜宮高校問題では、一部保護者や卒業生が顧問をかばうような署名をおこなう動きもあった。そういうのは批判されても当然だろうが、その一方で「体罰」・暴力に加害者側として関与したわけでもない生徒への理不尽な嫌がらせが相次ぐなど、攻撃があらぬ方向に向けられる弊害も生まれた。
 この保護者グループは、「体罰」・暴力は一切認めないという立場を明確にした上で、生徒への理不尽なバッシングも許されないという立場で活動している。こういう動きは、「加害者を支持する一部生徒・保護者が『学校を守れ』を口実に、『体罰』・暴力を肯定して、被害者や『体罰』・暴力反対の生徒や保護者を攻撃する」構図が多かった、これまでの「体罰」事件ではなかったような新しい動きである。
 「体罰」・暴力のない桜宮高校を作ること、そして同校だけにとどまらず日本全国どこの学校からも「体罰」・暴力が根絶されて生徒がいきいきと通学できるような学校を作っていくことが、自殺した生徒の思いに応えることにもなっていくのではないだろうか。
(参考)
◎「桜宮高に学ぶあなたへ」 保護者ら、手紙を配布 大阪(朝日新聞 2013/2/20)
◎桜宮高保護者ら 生徒励ますチラシ(読売新聞 2013/2/20)