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「体罰」や類似行為での免職事例

 「体罰」やそれに類する暴力・虐待・人権侵害行為を起こした教員が懲戒免職になった事例は、生徒が死亡し傷害致死事件として逮捕・起訴された場合か、生徒へのわいせつ・虐待行為など他の非違行為を併発していた場合が大半だった。

 大阪市では、過去に「体罰」を直接の理由とした懲戒免職処分はなかった。一方で「指導」と称した虐待行為として、「市立中学校で剣道部顧問教諭を務めていた当時、部員の女子生徒に対して、暴力や性的虐待行為を長期にわたって繰り返した」と認定した民事訴訟判決が確定したとして、市教委指導主事が2008年に懲戒免職になった事例があった。
 生徒に骨折などの大ケガを負わせても減給処分止まり、ひどい場合には口頭注意だけという事例もよくみられる。今回、桜宮高校の顧問が懲戒免職になったことで、「体罰」やそれに類する暴力行為については厳しく処分する流れが主流になることを望みたい。また個人への処分だけにとどまらず、「体罰」・暴力行為そのものを未然に防ぐような雰囲気を作らなければならない。
(参考)主な「体罰」および類似行為での懲戒免職事例

  • 熊本県・公立小学校(2000年):学級担任の教諭が2000年10月、写生大会で複数の女子児童の絵が同じ題材だったことで、当該児童に対して「自分で考えないのは動物と同じ。動物の気持ちになって、服を脱いで反省しなさい」と命じて裸にしたとして、00年12月に懲戒免職。
  • 北九州市立中学校(2003年):顧問を務めていた卓球部で長期にわたり生徒へ暴力や暴言を繰り返し、複数の生徒を自律神経失調症や不登校に追い込んだとして、市立緑丘中学校教諭・林壮一郎を懲戒免職。しかし林は処分を不服として、卓球指導者仲間の支持者とともに騒いだ。北九州市は暴力の事実認定はそのままながら、停職6ヶ月に修正して2005年度から復職させた。林は2012年度には北九州市立吉田中学校に勤務している。林は復職後も暴力を繰り返しているという。
  • 和歌山県立高校(2007年):運動部顧問の男性教諭が、女子部員に対して日常的に暴力を加えたり体を触るなどの行為を繰り返したとして懲戒免職。
  • 愛媛県松山市立中学校(2011年):教諭が2010年9月、朝の登校指導の際に女子生徒を数十回平手打ち。さらに夜には「遅くなったから家に送り届ける」として同じ生徒を車に乗せて体を触るなどした。11年1月に懲戒免職。
  • 神戸市立小学校(2012年):担任していた特別支援学級で、知的障害をもつ児童をたたいたり、給食を食べるのが遅かったとしてカッターナイフを見せ「お腹を切って(給食を体の)中に入れたほうが早いんとちゃうか」など暴言を繰り返すなど、障害児虐待行為を繰り返したとして、男性教諭を懲戒免職。