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川越市いじめ訴訟:第1回口頭弁論

 埼玉県川越市立中学校2年の男子生徒が同級生から集団暴行を受け意識不明になった事件について、家族が加害生徒・保護者と川越市を相手取り約1億6000万円の損害賠償を求めた訴訟で第一回口頭弁論が2月7日、さいたま地裁川越支部で開かれた。

 この事件は2012年1月5日に発生した、被害にあった男子生徒は、同じ部活動に所属していた同級生3人から学校近くの公園に呼び出され、殴る蹴るなどの集団暴行を受け、現在も意識不明の状態が続いているという。
 学校側の調査で、この生徒へのいじめがあったとする証言が複数寄せられた。この生徒に対する悪口、タバコの火を近づけたり殴る蹴るなどの暴力、池にボールを故意に投げ入れて取りに行くよう強要する、金銭を巻き上げる、持ち物が壊されたり隠されたりするなどの行為があったという。
 学校側は、被害生徒と加害生徒が授業中にトラブルになるなど暴行の一部を目撃しながら、「けんか」と扱って継続的な指導はしていなかったという。
 裁判では「教員らはいじめが継続していることを認識しながら、その場限りの注意だけで事態を漫然と放置した」とする原告側の主張に対し、市は「教員がその都度対応してきた。いじめとは認識していない」などとして争う姿勢を示した。加害少年のうち1家族は事実を認めて賠償に応じる姿勢を示したが、残る2家族は態度を留保した。
 しかしこれは市が争う必然性も道理もないのではないか。いじめがあったことは明らかであり、被害者の早期救済こそが望まれている。