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桜宮高校保護者の声:記者会見より

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 「桜宮高校から体罰をなくし、改革をすすめる会」が1月30日に、大阪市教委に対して要望書を提出したことについては、各マスコミでも取り上げられている。

 『しんぶん赤旗』2013年1月31日付で、要望書提出に際して記者会見した保護者の声が詳しく報じられている。

生徒は知らない人からバッシング…保護者ら切実な思い(しんぶん赤旗 2013年1月31日)
 「子どもたちは十分に命の重さを理解しています」―30日、「すすめる会」が大阪市役所内で開いた記者会見では、桜宮高校の保護者らが切実な思いを訴えました。
 ある父親は、亡くなった生徒とクラスメートだった息子は、毎日耐えていると話しました。「自分の仲間が亡くなり、学校が批判され、市長が毎日のようにメディアで学校をけなす。生徒は知らない人からバッシングを受け、制服や学校の名前のついた一切のものを持ち歩くことすらできない。私たちの子どもは犯罪者ですか」―。男性の訴えに、保護者たちの中から押し殺した泣き声が響きました。
 男性は「子どもたちは、みんな自分たちが声を聞いてやれなかったと悔しがっている。彼らはこれから(生徒が亡くなった)12月23日になったら、一生その悔しさ、悲しさを思いだすんです。なぜ市長は生徒たちに一言でも頑張れと言ってやれないのか」と続けました。
 保護者らは、「これまでは私たちが声を上げる場もなかった」、「先生を全部入れ替えて済む問題じゃない。体罰をしなかった先生だっている。今の先生と生徒たちが力を合わせて改革していくのが本当の改革」、「教委も変わろうと思うのならば、生徒や保護者との懇談の場を設けてほしい」と口々に訴えました。

 クラスメートを失った悲しみや十分に寄り添えなかった後悔に加え、加害者も被害者も一緒にして学校関係者だから一律に悪いかのような無責任なバッシングの嵐。
 生徒が通学途中に通行人やバスの乗客から罵声を浴びせられたり、通学用ステッカーを貼った自転車が駐輪中にいたずらされたりなどの事例が報告されているという。
 さらにネットでの中傷も激しい。実在の桜宮高校生徒の氏名と同名を名乗っていたツイッターアカウントが、橋下市長の対応に不満を表明した際、たまたま乱暴な表現を使っていたことに揚げ足を取られて「市長殺害予告」とねじ曲げられ、さらには過去のツイートから「飲酒・喫煙疑惑」まで出されてネット上で吊るしあげられる事件も起きているという。
 生徒へのバッシングでは「体罰」問題の解決にもならないし、学校再生にもならない。こういう誤った方向でのバッシングは許しがたいし、できるだけ早く沈静化させなければならない。
 声を上げた保護者や卒業生に対し、「体罰」容認派と決めつけての輪を重ねたバッシングもある。しかしこの会見では、「会」が「体罰」を容認しているとは一切読めないし、逆に「体罰」を徹底的に否定する立場に立っているという印象を受ける。こういう方向で問題解決に動き出すのが大事ではないだろうか。