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「桜宮応援団」が結成される

 大阪市立桜宮高校の「体罰」自殺問題や、それに伴う体育系学科募集中止などを受け、同校保護者や卒業生の有志が1月27日、大阪市内で「桜宮応援団」(仮称)を結成した。

 結成会議では「親として『体罰』の問題に真正面から向き合わなければいけない」などの発言が相次ぎ、「体罰」や暴力・暴言での指導は今後認めないし学校からなくしていくという立ち位置を明確にした活動方針を承認した。
 この問題では、今までの「体罰」事件ではみられないような動きがみられた。「体罰」積極的肯定派の橋下徹大阪市長が、「生徒も含めて学校関係者は全員暴力を肯定していた」かのような言動を繰り返し、また入試中止などをぶちあげて「対策」を取ったかのように印象づけた。一方で、入試中止に反対する人は全て「体罰」容認・暴力教師の協力者や支援者かのような雰囲気まで作られた形になった。
 これまでの「体罰」事件でよくみられた「教師の行為は正当で早く復帰させるべき。被害者を名乗る者が逆恨みで騒ぎ、その尻馬に乗ったマスコミや野次馬も加勢して混乱を持ち込んでいる。混乱から守れ」の意味で「学校を守れ」と言い立てる加害者擁護派の生徒・保護者という図式は、この事件では成り立たなくなっている。
 今回の桜宮高校関係者の動きは、良心的な生徒・保護者・教職員の声を集めて「体罰」再発防止策を取っていくこと、その前提条件を壊す入試中止や教職員総入れ替えはおかしいと声を上げること、それこそが亡くなった生徒の思いに応えるものであるという動きになりつつある。
 もちろん一部の学校関係者からは、「体罰」は正当・自殺した生徒が悪いなど、古典的な中傷もあるかもしれない。しかしそれが全部ではないだろうし、仮にそういう逸脱した動きがあれば当然是正されなければならない。
 生徒を自殺に追い込んだ当事者の教師、ほかにも常習的な暴行が確認された教師、暴力を知りながら放置していた管理職については、徹底調査の上でしかるべき処分が必要である。とりわけ自殺に追い込んだ教師は、免職もありえるだろう。そのうえで、生徒や保護者・教職員の力を発揮して暴力・「体罰」を一掃する体制を作っていくことが重要になってくる。