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実験失敗の罰として塩酸入り水を飲ませる

 愛知県蒲郡市立中学校で理科を担当する男性教諭(23)が、「実験に失敗した罰」として薄めた塩酸を生徒に飲ませたことが報じられている。

 この教諭は2012年12月18日の1年の理科の実験の授業中、「失敗したら塩酸を飲んでもらう」などと発言し、濃度35%の塩酸を水で100倍に薄めた溶液(濃度約0.35%)を作った。生徒2人が失敗したとして、この溶液15ミリリットルずつを渡してほかの生徒の前で飲ませた。1人は全部飲み、もう一人は吐き出したという。生徒への健康被害などは確認されていない。
 授業の様子を子どもから聞いた保護者が1月になって学校側に相談し、事態が発覚した。教諭は一連の行為を認めているという。蒲郡市教育委員会は1月19日に事案を公表した。
 塩酸の濃度から考えると、健康被害が出る可能性は薄いだろう。しかし体調変化がなければそれでいいというものではなく、実験に失敗したから罰という発想こそが問題ではないだろうか。仮に失敗したとしても、失敗の原因を分析しなければ本当の意味での学力は付かないにもかかわらず、罰として何らかのペナルティを課すという発想では伸びるものも伸びなくなる。
 これでは、ブレーでミスをしたなどとして暴力を振るう部活動指導者と、発想は共通である。