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桜宮高校事件口実に見当違いの対策も

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 大阪市立桜宮高校「体罰」自殺事件のどさくさに紛れて、見当違いのことをしようとする動きも生まれているのが気になる。

 一つ目は、生徒の自殺につながる「体罰」を繰り返した顧問が指導するバスケットボール部と、「体罰」で2011年に停職処分を受けたあとも再び「体罰」を繰り返したことが判明した別の顧問が指導するバレーボール部について、学校・市教委が1月15日、当該部活動を無期限活動停止にしたことである。
 そもそも、顧問の暴力行為について、生徒が責任を負わせられるような問題行為があったのか。顧問から暴力を受けた被害者がいることは想像できるが、顧問と一緒になって暴力を振るったり部内いじめに加わった「加害者側」の生徒がいるなどという話は、全く聞いたことがない。筋違いの連帯責任である。
 もう一つは、橋下市長が1月15日、桜宮高校の体育系学科2学科(体育科・スポーツ健康科学科)について、2013年度入試の中止を市教委に要請したことである。「体罰」事件は、受験生が責任をとって不利益を負わせられるような話ではない。また試験は2月下旬に迫っていて、受験生にとっては志望校を固めて追い込みの時期にもあたる。あまりにも急な決定で受験生を困らせることにもつながる。
 どさくさに紛れて、何の非もない生徒・受験生に大きな不利益を与える真似は、本質的な問題からは目をそらせるだけで、解決にはつながらない。