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「体罰」禁止に「部活動での」と限定する理由は?

 橋下徹大阪市長は1月14日、市内の成人式会場4ヶ所で挨拶した。市立桜宮高校「体罰」自殺事件に触れ、「部活動での『体罰』を禁止する」と発言した。その一方で「部活動での」と限定し、生徒指導のための「体罰」は認める場合もあるとも言及している。

 朝日新聞(web版)2013年1月14日配信記事によると、橋下氏は以下のように発言したという。

橋下氏は「学校現場で(児童・生徒が)他人に迷惑をかけるとか、危害を加えるといったときには、もしかすると、先生が手をあげることも認めなければいけない場合があるかもしれない」とも語り、一律に規制する是非については明言を避けた。
(朝日新聞2013年1月14日『「部活での体罰禁止」 大阪・橋下市長、成人式で表明』)

  橋下氏は大阪府知事時代から一貫して「体罰」を肯定・容認してきた。一方で桜宮高校の事件を受け、これまでの態度を一変させてまるで「体罰」否定かのように印象付けようとしている。橋下氏が「体罰」を否定するような印象をもたせる発言を繰り返しているのは、元の「体罰」問題での被害者のことはどうでもよく、世論が事件を批判していることに乗じて自分の人気を取ろうとするパフォーマンス・事件の政治利用にすぎないのではないかという疑念がつきまとっていたが、その疑念は残念ながら当たってしまった。
 本音の部分では相変わらず「体罰」を肯定しているということを示している発言だといえる。