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子どものことをなぜ考えられないのか…

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 『週刊現代』2006年12月2日号に『小4児童に包丁突きつけた「異常教師」が教壇復帰した!』というショッキングなタイトルの記事が掲載されています。

 広島県竹原市立中通小学校で2005年6月3日、4年生を担任していた教諭・池田伸一(46)が、教室でふざけていた児童数人を注意した際に、一人の児童の態度が気に入らなかったとして、その児童の腹部に包丁を突きつけたという事件が発生しました。その様子を目撃していた別の児童が大声を上げたために外傷にはいたりませんでしたが、包丁を突きつけられた児童はこの事件のショックで心身症状が続いているということです。 この事件については、広島県教育委員会が2005年8月12日付で池田を停職3ヶ月の懲戒処分にしました。
 池田が停職処分を受けて児童や保護者らが安堵したのもつかの間、学校側はその後信じられない行動を繰り返しました。

『週刊現代』より
担任は別の教師に交代し、4年生児童も父兄たちも、池田教諭は中通小から消えたと思っていた。
 ところが――今年3月9日、進級を目の前に控えた4年生のクラスの教壇に、突然、池田教諭が復帰したのである。

 3月の池田の復帰については、本格復帰のための経過観察を目的にしていたということです。しかし池田の姿を見て恐怖感を感じた子や心身症状が出た子などが続発しました。
 『週刊現代』ではこの件について、「学校の都合で「異常教師」をクラスに戻すとは、あまりに配慮が欠けている」と指摘しています。常識的に考えれば、このような重大な事件を起こした教師が平気な顔をして復帰すること自体が問題外ですし、ましてや事件の現場となった同じ学校・同じクラスに復帰するなど普通は考えられません。『週刊現代』の指摘を当然と考える人の方が圧倒的に多いでしょう。
 また、事件後の2006年4月に新しく中通小学校に赴任してきた、長谷川秀子校長の態度も、教職員として以前に人として考えられません。
 長谷川校長は「学校での1ヶ月間の研修を経ないと池田を他校に異動させることはできない」などとして、中通小学校での池田の研修を被害児童の保護者に打診したということです。その上、「池田の研修をすれば、息子は怖くて学校に行けなくなる。学校を休めというのか」という被害児童の母親からの訴えに対して、長谷川校長は「そうしてもらえると助かります」と暴言を吐いたということです。これが、学校での子どもの生活と安全を守り、学校でのびのびと学ぶ条件を作る責務を持つ教師、しかも学校の責任者である校長の発言なのか、耳を疑います。
 そもそも池田の行為は、本来なら懲戒免職が妥当な行為です。また、刑事告発されてもおかしくありません。このような問題教師を守ることで子どもをさらに傷つける、学校や教育委員会の態度は、教育に携わるものとして異常です。
 池田本人も『週刊現代』の取材に対して、口先では「事件を反省している」といっているものの、取材内容全体を読むと、「教壇に戻りたい」「大声で叫んだ児童のせいで教室の空気が緊迫した」などと全く反省していないうえ、しかも自己正当化を図っていることが読みとれます。
 池田伸一は一日も早く自主的に退職すべきです。また、子どものことを全く考えず、むしろ池田をかばっていると見なされても仕方がない、学校と教育委員会の間違った態度は、断じて許されません。