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桜宮高校生徒自殺、「体罰」容認の空気蔓延か

 大阪市立桜宮高校バスケットボール部員の「体罰」自殺事件に関連して、学校側の不適切な対応が明らかになりつつある。

 報道によると、自殺前日の顧問教諭の暴行について、副顧問らが目撃しながら止めず、また学校側に報告していなかったという。

 市教委や学校関係者によると、自殺前日の昨年12月22日午後、同校体育館で他府県の高校と練習試合を行い、副顧問と技術指導講師の教員2人が同席していた。副顧問は顧問の隣で試合を観戦。技術指導担当教員は隣のコートで女子部員の練習を指導していた。
 試合で生徒がミスを繰り返したことなどから、顧問がタイムアウトを取り、「しっかりせえ。ルーズボール(こぼれ球)にもっといけ!」と、副顧問が見ている間近で生徒の頬を数発平手打ちしたという。「パーン」という大きな音で振り返った技術指導担当教員は顧問がさらに平手打ちするのを目撃したが、2人とも顧問を止めず、校長への報告もしなかった。
(夕刊フジ2012年1月9日『副顧問らは黙認、自殺前日「しっかりせえ」と平手打ち数発 バスケ部主将自殺』)

 また生徒の自殺直後、学校側が部員約50人に対して「体罰」の有無や実態などを調査した無記名アンケートについても、学校や教育委員会は回答用紙に一通り目を通しただけで、正確な集計や分析などはせずに放置していた。
 アンケートでは、22人が自殺前日の「体罰」を目撃した、38人が「以前にも、自殺した生徒への『体罰』を目撃したことがある」と回答したという。
 問題の顧問教諭については、2011年にも「体罰」の訴えがあったが、学校側は「調査の結果、確認できなかった」と結論づけていた。
 これらのことを総合すると、学校に「体罰」や教師の暴力を容認する体質が蔓延していたと判断せざるを得ない。