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瑞浪いじめ自殺、二審もいじめ認めず不当判決

 岐阜県瑞浪市立中学校2年の女子生徒が2006年10月、所属していたバスケットボール部の同級生4人を名指しし、いじめを受けたことをうかがわせるような遺書を残して自殺した事件について、生徒の両親が4人とその保護者を相手取り約5700万円の損害賠償を求めて民事提訴した訴訟で、名古屋高裁は12月19日、一審岐阜地裁に引き続いていじめを認定せず、請求を棄却した。

 判決では、遺書の内容について具体的な記載がなく、いじめと認めることはできないなどとした。また生徒の自殺後に実施されたアンケートについても、無記名だから信ぴょう性は薄い、記載した生徒の主観や報道の影響が入っている可能性も否定できないなどとした。
 あからさまな不当判決であり、残念に思う。いじめ被害者のことや教育のことに一切理解がない、加害者の論理を無理やり法律論に当てはめて正当化した、この判決自体がいじめのようなものであると感じる。こういう判決がまかり通ってしまえば、いじめ加害者の「やり得」ということになってしまう。
 「被害をでっち上げたクレーマーが悪い、報道したマスコミが悪い、被害者と報道のせいで変な空気が作られて存在しないいじめを認めさせられた自分たちこそ被害者だ」といっているに等しい加害者の言い分、それを追認した判決。こういうことは決して許すことはできない。
(参考)
◎いじめ二審も認めず 瑞浪中2自殺、両親の控訴棄却(岐阜新聞 2012/12/20)
◎瑞浪中2自殺、二審もいじめ認めず 名古屋高裁判決(中日新聞 2012/12/19)