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出水市いじめ自殺、陳情不採択

 鹿児島県出水市立中学校2年の女子生徒が2011年に自殺し、背景にいじめが指摘されている問題で、出水市議会は9月28日、学校が生徒に対して実施したいじめ調査アンケートを遺族に開示することや第三者委員会の設置などを求めた陳情を賛成少数で不採択にした。

 陳情は遺族や支援者らが出したものだという。
 この問題では、「開示で二次被害が出る」などを理由に市教委や市側ベッタリの議員らが開示に反対したという。一部インターネット上では確かに望ましくないような行為があり、それを口実に二次被害を主張しているとみられる。しかしそれは開示問題とは直接の因果関係はなく、別の問題である。非開示=隠蔽の口実とはなりえないものであり、開示しないことで遺族を傷つける二次被害も重大である。
 議会討論では「事件を隠蔽することで次の犠牲者が出かねない」として陳情に賛成する意見も出された。この中学校では1994年と2000年にも生徒の自殺事件があり、いずれも背景にいじめが指摘されている。特に1994年の事件は「学校・市教委はいじめはないと結論づけたが、遺族側の独自調査でいじめの証言が得られた」と今回の事件と似た経過をたどっている。事件の教訓を明らかにせずに隠蔽したから、同じ中学校で20年弱で3度のいじめ自殺が疑われる生徒の自殺事案という、おそらく他では例がないと思われるような異常事態になっているのではないか。