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理事長の知人の孫を校長判断で不正合格させる

 神奈川県横浜市中区の中央大学横浜山手中学校で2012年2月におこなわれた入試で、理事長が「知人の孫が受験する」と校長に働きかけ、学校側は合格基準に達していないにもかかわらず不正に合格させていたことがわかった。当該受験生と家族は不正には関与していなかったが、学校法人組織が不正に気づき、直後にこの受験生の合格を取り消したという。

 神奈川県学事振興課によると、中央大学理事長は、同大学評議員から「うちの孫が受験する」という話を聞き、中学校校長に孫の氏名などを伝えた。
 この受験生は2月1日~3日に実施された入試では合格基準を下回っていたが、評議員が学校法人に大口寄付をおこなっていたことなどを背景に、校長が合格を決定した。家族は口利きのことを知らず、通常の合格と思って入学手続きを済ませた。
 しかしその直後に学校法人が事情を把握して不正が発覚し、学校側は3月8日付でこの受験生の合格を取り消すことにした。
 金銭などの授受はなかったものの、学校側にとっての協力者だからといってこのような不正合格をさせるのは、入試制度の根幹を揺るがす問題である。合格取り消し自体はやむを得ないが、事情を知らないまま不正に巻き込まれた生徒をも傷つけるものでもある。