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川西いじめ自殺、いじめは5~6月に激化か

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 兵庫県川西市内の兵庫県立高校2年の男子生徒が自殺し、背景にいじめがあったと指摘されている問題で、いじめは2012年5~6月に集中していたらしいことが、読売新聞の記事で指摘されている。

 同紙2012年9月23日付によると、以下のような経過が指摘されている。

 新学年になって間もない4月上旬。一番後ろの席だった男子生徒の近くに座る1人が、男子生徒を「ムシ」と呼び始めた。声を掛けたが返事がなく、「無視」されたと感じたからだという。ささいなことがいじめの発端になった。
 5月中旬には席が近い他の2人も加わり、クラスの半数が気付くほど、3人は再三、「ムシ」や「菌」と呼ぶようになり、蛾(が)の死骸をいすに置くこともあった。6月上旬には他の生徒をぶつけようとして「エキスがつく」とからかった。
 だが、6月19日の席替えで男子生徒と3人の席が離れ、これ以降、他の同級生がいじめを目撃する機会は減っていった。
 7月30日の三者面談では、担任教諭や母親から進路への考えを問われた男子生徒が、黙って力のない笑みを浮かべたものの、誰からもいじめの話は出なかった。
 ただ、母親が「今から思えば」と振り返る出来事が夏休み中にあった。
 8月中旬の深夜、寝ていた男子生徒が突然、「虫がいる。ムカデみたいなやつや」と泣き叫んだ。だが、母親が家の中をいくら探しても虫はいなかった。
 男子生徒が命を絶ったのは、2学期の始業式を翌日に控えた今月2日だった。
(読売新聞2012年9月23日「いじめ5~6月に集中…川西・高2自殺」)

 外から見ていじめが沈静化したかのように見えても、被害者の受けた精神的なダメージはすぐに回復するとは限らず、回復までには時間がかかることもある。名古屋経済大学市邨中学校いじめ後遺症自殺事件のように、被害者は転校後もいじめの精神的後遺症に苦しめられ続けた末、4年後に自殺しているという例もある。
 生徒が8月中旬、「虫がいる」などと泣き叫んだことは、当時いじめの情報を得ていなかった保護者にとってはその時には心当たりがなかったとしても、今振り返ればいじめ被害が重大だったことを示す行動ということになるだろう。
 事実関係を詳細に解明していかなければならない。