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教師個人に予算つけ教員分断図る大阪市長

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 橋下徹大阪市長は9月13日の市の幹部会議で、「学校単位で予算配分するのではなく、がんばる先生に予算をつけたい」などと発言し、教育関連予算の一部を教員に直接配分したいという意向を示した。

 授業などに優れた教員に予算を与え、教員間の競争をねらうという。
 そもそも教員の評価は一元的な基準でできるようなものではない。また教育の営み自体、特定の個人の実績に帰する部分よりも、学校集団としての集団対応による部分も多い。
 単純な数値による優劣の評価が困難なものを、無理やり優劣をつけるとどうなるか。数字に現れるような部分だけで一面的に評価する風潮が現れる恐れもでる。
 自分の評価を上げるため、もしくはつぶされて無理やり職場から追い出されたくないためにやむなく、おいしいところどりだけねらって目立つことだけに取り組むスタンドプレイや、面倒な事は他人のせいにしたりなどする者が続出するおそれがある。
 そして職場の雰囲気が悪くなり、足の引っ張り合いや職場いじめ・パワハラが横行するおそれがある。
 児童・生徒にとっても、いじめ被害者・成績不振・障がい児など教師にとって「不都合な」児童・生徒は無視されたり放置されたりなど、「教師からのいじめ」に遭うリスクも高まる。いじめ・学校事故など学校に不都合な事象は、無視・放置されたり、事実関係をねじ曲げられて被害者のはずの児童・生徒が悪者にされたりなど、現在でも時々起きているような事象が今以上に横行する恐れも考えられる。
 橋下の方針は、寝言に近いといってもいいレベルである。どこかの居酒屋でクダを巻いているのなら勝手にしておけばいいが、大阪市長として大阪市の教育行政に影響を与えかねない重大な発言だから、極めて有害である。
(参考)
◎「できる先生」に直接予算…橋下市長方針(読売新聞 2012/9/13)