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報道された内容よりもさらに悪質だった:長野いじめ自殺・加害者の逆切れでたらめ訴訟

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 長野県立丸子実業高校のいじめ自殺事件(2005年12月)について、加害者と顧問教諭が「いじめと自殺とは無関係」「自殺生徒の母親の言動で傷つけられた」などとして、自殺生徒の母親を提訴したという報道がされました。
 その報道内容だけでも加害者側の行為の悪質さが伝わってきて、憤りを抑えきれません。しかし報道では訴訟の全容を十分に伝えきれていなく、実際の訴訟内容は報道されているものよりもさらに悪質だったということが、自殺生徒側の支援サイト『丸子実業高校生 いじめ 自殺事件』で明らかにされました。

(注)支援サイト「丸子実業高校生 いじめ 自殺事件」では自殺生徒とその母親が実名で登場しています。しかし当サイトでは「事件・事故の関係者は基本的に匿名にする(ただし匿名にしても仕方ない立場の公人と、加害行為に対して悪質な開き直りをおこなった人物を除く)」という編集方針をとっていることに伴い、「丸子実業高校生 いじめ 自殺事件」からの引用箇所にも関係者の氏名は伏せる加工をおこなっています。

「丸子実業高校生 いじめ 自殺事件」内の記事「いじめ取材を受けたり無き息子の遺書を提起すると訴訟される!≪1≫(2006/11/7)」に示された、加害者側の訴状によると、以下のようになっています。

被告(※自殺生徒の母親)は、被告が提起した関連記事において疎外(※「訴外」の誤字か?)長野県から故○○(※自殺生徒)の学校での様子及び自殺に至るまでの詳しい証拠を示され、原告K(※いじめ加害生徒)が故○○をいじめた事実がないことを承知しながら、故○○がバレー部内のいじめが原因で自殺したという虚偽の事実を繰り返しマスコミに公表した。
(※の部分は、当サイトによる注釈)

 この一文だけみても驚きです。「自殺といじめとは無関係」という「軽い」レベルの主張ではなかったのです。「いじめなど事実無根。母親がいじめをでっち上げて、マスコミにうその情報をリークした」と言い切っているのですから。
 他にも加害者側が出した訴状の内容には、矛盾点がいくつもあります。
 また「丸子実業高校生 いじめ 自殺事件」サイト内記事「いじめ取材を受けたり無き息子の遺書を提起すると訴訟される!≪1≫」によると、開き直りでたらめ訴訟に加担した原告は「丸子実業高校バレー部の監督と監督夫婦、いじめをしていたバレー部員、暴行をして5月13日に丸子署から上田地検に書類送検をされているバレー部員、その暴行の事件で警察署に暴行を受けた事を証言した部員数名とその他部員全員合わせて30名」となっています。
 ここで「暴行事件」とされているものは、サイト全体を読むと「自殺した生徒に対する暴行事件」のことだということが分かります。自殺した生徒への暴行、すなわちいじめの一環としての行為が、書類送検という処分になっています。それでも「いじめはなかった。自殺生徒の母親のでっち上げ」とよく言えたものです。
 当方の調査によると、開き直りでたらめ訴訟をおこなった一人の、バレーボール部顧問の氏名は宮坂俊樹。高体連役員なども務めている有力者だということ。加害者についても主犯格1人の名前は判明しましたが、少年法の関係もあると思われるので出せません。
 しかしこんなふざけた訴訟をよく起こせたものです。いじめ加害者の開き直り・被害者やその関係者への嫌がらせは珍しいことではありませんが、でたらめ訴訟を起こす手口の嫌がらせはさすがに初めて聞きました。
 顧問や主犯格が部内での有力者となっているため、他の中立的な部員や保護者にも圧力をかけているのではないかという趣旨が、自殺した生徒の関係者側から指摘されています。中立的な部員や保護者については、良心に従って原告離脱などの行動をすることを望みたいし、主犯格加害者や顧問に関してはそれなりの社会的に必要な措置を与えられなければらないでしょう。
(参考資料)
丸子実業高校生 いじめ 自殺事件(自殺生徒側の支援サイト)