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調査委員会発足:しかしその調査能力は?

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 福岡県筑前町立三輪中学校のいじめ自殺事件で、筑前町教委は11月7日に調査委員会を発足させました。調査委員会は7人で構成されています。高田清・福岡教育大学教授、太田浩二・福岡県PTA連合会長、原彰・久留米児童相談所長らが調査委員に任命され、高田氏が調査委員長に選出されました。
 遺族が求めていた、保護者代表や弁護士の参加は認められませんでした。

 町が選んだ関係者だけで調査委員会を作っても、公平で客観的な調査ができるのでしょうか。むしろ町側に都合のよい結論に導いて責任逃れを図るだけではないかという危惧を強く感じます。
 この調査委員会について、筑前町議会議員の笠昭一郎氏が、ご自身のブログで以下のような指摘をしています。〔笠昭一郎氏のブログ『昭ちゃんのひとりごと』〕

笠氏のブログ「昭ちゃんのひとりごと」2006/11/8投稿「書けないことも・・・」より
 ところで 「調査委員会」 のメンバーですが、一目見て分かりました。ひとつは県教委の意向が働いている痕跡が濃厚に出ていることです。次には大物政治家の存在をうかがわせることです。これは新聞記者も一致した意見です。新聞には一行も書かれていませんが・・・。
 ということは、この 「調査委員会」 の結論は、もはや出ているも同然です。最後には 「いじめが直接の原因だと特定できるものはなかった。いじめが誘引になったとは思うが、主因ではない。自殺が、いじめを直接の原因とするだけの根拠が見当たらない。」 という結論で幕引きされる公算が大きくなったと思います。

 笠氏が指摘しているように、「(福岡)県教委の意向」「大物政治家の存在」が背景にあるのなら、ますます大変なことです。客観的な調査が期待されそうもありません。また新聞記者も、福岡県教委や大物政治家に遠慮せずに、その辺をなぜしっかりと記事化しないのか、という不満もあります。
 事件の風化や、曖昧な結論での幕引きをさせるわけにはいきません。調査委員は県教委や大物政治家の意向から独立して、自らの良心に沿って調査をおこなうことを、強く求めたいと思います。また調査委員会とは別に、良心的な地域住民やマスコミ・教育団体などが独自の調査をおこなうことを期待したいですし、当サイトとしても事件の風化防止や事実関係究明のために少しでもできることがあればと思います。