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奈良・橿原のいじめ事件:加害生徒を補導

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 奈良県橿原市立中学校で1年生の男子生徒が執拗ないじめにあった末に不登校になり、また抑うつ状態を発症させられた問題が先日報道されました。
 この問題について、奈良県警橿原署はリーダー格の加害者生徒2人を補導し、傷害の非行事実で児童相談所への通告をおこないました。また他の加害者十数人に対しても、警察から厳重注意の措置がとられたということです。〔『時事通信』2006/11/2〕〔『読売新聞』2006/11/2

 被害生徒に対して石を投げつけたり悪口を吹聴したり、中傷メールを執拗に送り続けたりしたなど、ひどすぎるとしかいいようがありません。
 いじめは小さいうちに解決することが重要です。しかし学校が有効な対策がとれず、抑うつ状態を発症させたことは重くみなければいけません。本来ならばこういった措置がとられる前に有効な解決策がとられるべきでしたが、現局面では今回の措置もやむを得ないことなのかもしれません。
 ただ、加害者への法的措置だけでいじめが解決するわけではありません。いじめ解決と被害生徒の心身の回復には、加害者が心から反省していじめ再発の危険性をなくすことが必要になります。

この事件でも、中傷・二次被害の動きがあるかもしれない

 しかし気になることとして、この事件についても、いじめを反省せずに逆恨みし、被害者への中傷で二次被害を与えようとしているのではないかという動きがあるのではないかと直感しています。
 当ブログでも先日、このいじめ問題に関する記事『いじめで抑うつ症状発症:奈良の中学校』(2006/10/8)を掲載した際、関係者と思われる人物から当ブログに「ここで被害者とされている生徒に非がある。マスコミの間違った報道を元に、一方的に『加害者』呼ばわりして攻撃するな」とでも言いたげなコメントが届きました。しかしいじめに関する事実関係や「報道のどこが間違っている」という具体的な内容については、全く触れられていませんでした。
 そのコメントについては、「このコメントは、当サイトへの批判というレベルではすまされず、被害者に対する中傷になる。こういうコメントを当サイト上で掲載することは、中傷に加担することになる」と判断して削除しましたが、コメントの中身は「典型的な加害者の開き直りの論理」でした。
 教育系のサイトを開いていると、その手の嫌がらせが来ることもたまにあります。しかし加害者側の自己正当化の論理は、不思議なことにどの事件でも共通しています。
 「加害者は悪くない、被害者に非がある」「マスコミ報道は間違っている」などと一方的に主張するわりには、その事件そのものについて自分たちの主張する事実関係を全く述べず、抽象的な表現で一方的にののしる――これは、いじめ・「体罰」・学校の人為的ミスが原因の学校災害などについて、加害者とその支持者に共通する開き直りの論理です。
 そういう主張は、要は「俺様のしていることは正しい。批判する奴はけしからん」として、「問題化した被害者が悪い。被害者に同調して批判する連中も同罪」と開き直って恨み言を述べているだけにすぎません。
 この事件に限らず、当サイトでいじめや「体罰」を取り上げると、当サイトはそれぞれの事件に関して直接の当事者ではない(それぞれの事件について、被害者を支援する立場を強く表明していますが)にもかかわらず、時々関係者と思われる人物から抗議(と本人は思っているのでしょうが、感情的な罵倒にしか読めない)がくるのですから、当事者に対する嫌がらせの類はもっとひどいことはいうまでもないことです。
 いずれにしても、加害者の逆恨み・自己正当化や、被害者への二次被害は、未然に防ぐために全力を尽くさなければなりません。