大阪府寝屋川市立中学校3年男子生徒が同級生からのいじめ・集団暴行に遭い加害者が逮捕・補導された事件で、被害にあった生徒は1年の頃から継続的ないじめを受けていたことがわかった。
いじめはこの生徒が1年の時から始まった。金銭を恐喝され、毎月数千円を巻き上げられていたという。学校側は進級時に加害者と被害者を別のクラスにするなどしたが、いじめは続いていた。
警察が加害者を逮捕するきっかけとなった事件につながる経緯についても明らかになっている。集団暴行事件の2日前、加害者グループは被害者に対して、洗濯物を盗むよう命じた。この様子を目撃した近隣住民が警察に通報し、被害者が警察官に対して加害者の名前を話したという。加害者はそれに逆恨みし、暴行を加えて鼻の骨を折るケガを負わせた。この暴行事件で警察は加害者を逮捕している。
いじめ被害を訴えれば逆恨みされて報復され、いじめがさらにエスカレートするという状況は、あちこちでよく見られる。というか、生徒がいじめ被害を訴えた場合は、加害者側からその生徒への逆恨み報復の可能性に注意しなければならないのは鉄則である。
今回の事件でも逆恨み報復でさらに激しい暴力事件へと繋がってしまった。逆恨み報復やいじめ激化につながらないような対策ができなかったのだろうか気になる。