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卒業式で君が代不起立:大阪市の前代未聞の異常対応

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 大阪市は3月14日、前日3月13日に実施された市立中学校の卒業式で、2校の教諭2人が「君が代」に不起立だったと発表した。

 教諭の実名こそ名指しされなかったが、学校名・年齢・性別まで公表されて報道されるような、このような発表自体、大阪市では前代未聞である。
 「体罰」・暴力事件や児童・生徒へのわいせつ行為など、職務上の権限を濫用した犯罪行為でも、加害者の学校名を特定するような発表をおこなったことはない。不起立が犯罪行為より悪質かのように扱うこと自体が、きわめて異常である。
 そもそも「君が代」自体、歴史的な背景から意見が大きく分かれるものである。国旗・国歌法でも強制は想定していない。強制すること自体が違法・違憲行為である。
 また卒業式を実力で妨害したわけでもない。「実力で妨害」しているといえるのはむしろ、学習指導要領で学校の自主性を尊重して運営されることが定められている学校行事について、特定のやり方を一方的に押しつける行政側のほうである。
 報道によると、不起立教員の一人は「拙速に条例が決められたことに反発して立たなかった」という。君が代そのものへの意見はともかくとして、強制ではこのような観点からの反発も招くということを、強制派は理解すべきである。
 また橋下大阪市長は、「ルールを守らないのは民主主義への冒涜だ。(教員を)辞めたらいい」「自分が嫌だからルールを無視しても良いというのでは、子どもはどうなるのか。本当に腹立たしい」などと述べたという。
 しかしルールを守らない、民主主義への冒涜というのは、憲法の思想信条の自由を無視した違憲条例を作った側にこそ当てはまる。「自分が嫌だからルールを無視してよい」というのは、橋下市長にこそブーメランとなって帰ってくる。