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大分県立臼杵養護学校修学旅行訴訟:和解成立へ

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 大分県立臼杵養護学校(現・臼杵支援学校)高等部に在籍していた知的障害を持つ元生徒(現在20歳)が2007年、極度の高所恐怖症のため修学旅行先で東京タワーに上らせないでほしいと家族が依頼していたにもかかわらず、学校側が聞き流してこの生徒をタワーに上らせたため不安障害を発症したとして生徒や家族が訴えた訴訟で、大分県との間で和解が成立していたことがわかりました。

 県が和解金35万円を支払う内容です。2月28日開会の大分県議会に関連議案が提出され、議案成立後に正式に和解となります。

 当ブログでは提訴当時にもこの問題を取り上げていました。当時のエントリ「修学旅行で東京タワーに登ったことが原因で不安障害として提訴:大分」(2009年1月10日)から再掲します。

 原告の男性は知的障害があり、また体育館のステージ程度の高さでも恐怖感を感じる極度の高所恐怖症だということです。2007年10月に実施された修学旅行の際、保護者は学校側に対し東京タワーに登らせないよう申し入れていました。しかし学校側は男性を展望台まで登らせました。男性は展望台でパニック状態になり、これ以後高所を連想するものを見ただけでも不安を訴えるようになり、病院で不安障害と診断されました。

 元生徒との関係では和解は一件落着ですが、学校や教育委員会が今後同様の事件が発生しないよう対策を講じていかなければなりません。

(参考)
◎恐怖症なのに修学旅行で東京タワー…県が和解金(読売新聞 2011/2/28)