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全国学力テスト:全員参加復活も検討

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 文部科学省は2月18日、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、全員参加方式の復活を検討することにしました。

 数年おきに全員参加方式でのテストを実施することなどを検討しているということです。
 「地域や学校の教育格差を分析して改善につなげる」という名目ですが、この名目は事実上「地域・学校間の競争をあおる」の言い換えにしかなりません。教育格差や学力は1回のテストの点数だけで計測できるような単純なものではありません。
 テストの地域・学校別平均点という物差しを絶対視することで、テスト対策という狭い意味での点数競争に追い込まれて学力概念が矮小化され、また「テストの平均点が高い」とされた地域・学校とそうでない学校との間で逆に教育格差・地域格差を生み出し、ゆがんだ競争が激化することは目に見えています。
 現行方式での全国学力テストは、そもそも一人一人の学習成果を把握するものではなく、また文部科学行政として全体的な傾向を把握するものでもありません。地域間・学校間競争のために導入されたという経緯があり、世論の反発を背景に競争の本質を隠そうとする小手先の工作をしてきたものでした。現行方式での学力テストは、一度廃止しなければどうしようもありません。
(参考)
◎学力テスト:全員参加復活へ 専門家会議で検討 文科省(毎日新聞 2011/2/18)