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保護者提訴の教諭:学校側が担任交代させる

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 埼玉県行田市立小学校で3年生を担任する女性教諭が、担任クラスの女子児童の保護者から理不尽なクレームを執拗に受けて不眠症になったとして当該保護者を訴えていた訴訟で、学校側は1月21日になって当該クラスの学級担任を交代させたことがわかりました。

 提訴は2010年9月ですが、学校側は引き続き担任を続けさせていました。
 学校側は交代理由について「明らかにできない」としています。一方で保護者側によると、訴訟の口頭弁論が1月24日にあり、交代理由について「マスコミが来たので退いた」とする内容が記載された準備書面が教諭側から出されたといいます。
 提訴から時間がたっているにもかかわらずこの時期での担任交代は、1月18日に第一報が報じられたマスコミ報道で事実関係が広く知られたからとしか考えられません。
 当該教諭は提訴理由について、当初「担任を降りることを学校側に申し入れたが、受け入れられなかったためやむなく提訴した」などとしたといいます。
 交代しないままだと、教諭は提訴の大義名分が一応立つことになります(よく考えてみるとおかしな対応ですが)。また学校側も、教諭が個人的に提訴したことで「個人的なトラブルであり関係ない」かのように振る舞えることになります。
 しかしマスコミ報道されたことで、当該保護者が「モンスターペアレント」かどうかという事実関係はともかく、それ以前の問題として学校側が教諭個人だけに対応させている無責任さや、教諭が個人的に保護者を提訴することはおかしいという指摘が多くなされました。マスコミ報道されたことによって、当該教諭・学校側ともに不利になると判断したのでしょう。
(参考)
◎行田市立小:保護者提訴の教諭、学級担任を外れる /埼玉(毎日新聞 2011/1/22)
◎児童の両親を訴えた小学教諭、担任外れる 埼玉の市立小(朝日新聞 2011/1/25)