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モンスターペアレンツか教師の逆恨みか:小学校教諭が保護者提訴

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 埼玉県行田市立小学校で3年を担任する女性教諭(45)が2010年9月、「担任クラスの児童の保護者からいわれのない抗議を執拗に受けて不眠症になった」と主張して、約500万円の損害賠償を求めて保護者をさいたま地裁熊谷支部に提訴していたことが、1月18日までにわかりました。

 保護者側は「担任教諭は自分の子どもに差別的な扱いをおこなっていた。抗議は正当な範囲で、学校側からモンスターペアレンツに仕立て上げられた。訴えられるいわれはない」としています。
 2010年6月、女子児童と別の児童がトラブルになった際の指導に不満を持った保護者が、「別の児童からぞうきんで殴られたにもかかわらず、自分の子どもが悪いかのようにいわれ謝罪を強要された」などと学校側に抗議をおこなったということです。保護者はその後、連絡帳に「先生が自分の感情で不公平なことをして子どもを傷つけています」などと数度にわたって教諭に抗議するコメントを記載した(教諭側はこの行為を「中傷」と主張)といいます。
 教諭は2010年9月に提訴しました。学校側は2010年10月、市教委に「モンスターペアレンツに学校や教師が負けないようにし、教諭が教員を代表して訴訟を行っていると受け止めている」とする文書を提出したということです。
 この事件についてはわかりませんが、児童・生徒へのいじめや暴行・わいせつ行為などの不法行為・人権侵害行為や、その他不適切行為をおこなった教師が、自らの行為が問題化すると逆恨みして、保護者を「モンスターペアレンツ」に仕立てあげたり、保護者の支援者や教師にとって都合の悪い新聞報道などにも攻撃の矛先を向けるなどして「被害者」面する事件は、過去にもたくさんありました。例えば、福岡市立小学校の人種差別的いじめ教師の事件(2003年)や<浦安事件(2003年)のような事件です。  福岡の事件ではジャーナリスト名義での被害者中傷書籍の出版、浦安事件では匿名(とはいっても中身を分析すれば加害者本人か近い人物のしわざとしか考えられないのですが)での被害者中傷サイトや加害者を支援する「人権団体」による被害者中傷がありました。しかしいずれの事件も、裁判では加害教師の犯行を明確に認定して断罪し、市に損害賠償を命じる判決が確定しています。  この事件については、発端となった2010年6月の指導の詳細が、「モンスターペアレンツの不当抗議」なのか、それとも「不当行為や不適切指導をおこなった教師が自らの不適切行為を棚に上げ、逆恨みで保護者をモンスターペアレンツ呼ばわりしている」のかを判断するカギとなるのではないかと思われます。  一般的にいえば「モンスターペアレンツ」とされたもののうち、ある程度の割合で後者の状況が混じっています。トラブルの発端となった指導の詳細については、現時点の新聞報道では不明ですが、まずこの点が明らかにされるべきでしょう。