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希望者系列大学全員進学、しかし進学できない場合も:大阪の私立高校

 大阪市北区の私立金蘭会高校で、「希望者全員が系列大学に進学できる」として2008年に看護進学コースが新設されたにもかかわらず、在学中に内部進学に関する条件が変えられ、今春卒業予定の1期生の希望者のうち半数以上が進学できなかったことがわかりました。

 新聞報道によると、事実関係は以下の通りの様子です。
 看護進学コースでは、系列の千里金蘭大学看護学部(大阪府吹田市)へ進学できるとして2008年に1期生を募集しました。しかし生徒らが2年生になった2009年、大学の看護学部が一般受験生からの人気が集まって「レベルが上がった」として、大学側から高校側に対し「無条件で全員受け入れることはできない」と通知があったということです。
 そのため急遽、高校在学中の成績などの推薦要件を作り、要件を満たした上で筆記試験に合格した生徒しか進学できないように変更し、2年次の2学期末(2009年12月)に生徒らに通知したということです。
 生徒らが3年に進級した2010年4月時点では、同コースの生徒24人のうち内部進学希望者は17人いました。13人が筆記試験を受験し、内部進学と一般公募による入試をあわせて9人が合格し、6人が進学を決めました。ほかの生徒は他大学や専門学校などへの進路変更をおこないました。
 希望者全員の無条件進学を掲げていながら、在学中に条件が一方的に変えられて進路変更に至る生徒が出るというのは、本来ならばあってはならないことです。きつい表現をとれば詐欺に近い行為といわれても仕方がないような、信義にもとる行為です。
 学校側は生徒らの進路が保障されるような取り組みを強めるべきですし、他校でもこのような事態が発生しないことを強く願います。
(参考)
◎併設大へ「全員進学」実態は半数 金蘭会高校看護コース(朝日新聞 2011/1/12)
◎「17人全員進学可」、実は9人…私立高系列大(読売新聞 2011/1/12)