※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

児童虐待、同居の男を逮捕:大阪・堺市

 内縁の妻の連れ子に暴行を加え大けがを負わせたとして、大阪府警捜査一課と黒山署は1月11日、堺市東区北野田の男性容疑者(26)を傷害容疑で逮捕し、翌1月12日に送検しました。

 逮捕容疑は2010年7月上旬頃、当時2歳だった男児に回し蹴りを加え、両足骨折の大けがを負わせた疑いです。
 この事件については日常的な虐待が疑われています。逮捕容疑となった事件から約1年前の2009年7月、近所の人から堺市子ども相談所に虐待通報があり、職員が数回訪問していました。その際に容疑者や児童の母親は「児童の姉(当時4歳)にたたかれたのではないか」などと嘘の説明をおこない、担当職員も信じ込んだということです。
 同相談所は2010年2月、児童が通う保育所から「児童と姉の体にあざがある」通報があったとして、男児とその姉を一時保護しました。しかし容疑者とみられる男が「親戚」を名乗って相談所を訪問し、「親権があるから返せ」「母と子どもの気持ちを考えろ」などと怒鳴るなどしたといいます。「抗議」を受け、子ども相談所は一時保護を解除しました。
 保護解除後の2010年3月の家庭訪問でも、職員は児童の体にあざややけどの跡があるのを確認していました。しかし母親は「姉弟げんか」と説明し、職員はそれ以上詮索しなかったといいます。
 2010年7月の逮捕容疑となった暴行の際、容疑者や内縁の妻は児童のけがについて、病院に「階段から転んだ」などと虚偽の説明をおこなっていました。
 さらに2010年7月には、近隣住民から「『骨が折れてるのにやめて』と女性が叫んでいる声が聞こえた」と堺市子ども相談所に通報がありました。相談所は大阪府警にも通報し、児童を保護したということです。
 堺市は現時点では、対応に問題がなかったという認識を示しています。しかし結果的に、虐待を見抜けず、また虐待加害者の恫喝に屈した形で、児童を救えなかったことになります。今回の対応については再検証の必要があるのではないでしょうか。