※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

教員免許失効した性犯罪者、前歴隠して臨時講師に:広島

 広島県教育委員会は1月7日、県立高校で理科を担当していた臨時講師の男(31)に対して、「わいせつ行為で有罪判決が確定して教員免許が失効しているにもかかわらず、その事実を隠して臨時講師になっていた」として、任用無効を通知したと発表しました。

 報道によると、男は女子高校生にわいせつ行為をしたとして、2006年11月に県青少年健全育成条例違反で執行猶予付きの有罪判決が確定しました。男は教員免許失効当時は無職でしたが、その後教員免許失効の事実を隠して臨時講師に採用され、2008年4月より県立高校2校で4度にわたり、通算1年半にわたって理科の授業を担当していました。
 男は2011年度の教員採用試験に合格し、県教委が経歴を照会したことで、免許失効の事実が判明したということです。
 男は「弁護士に相談し、大丈夫だと思っていた」と釈明したといいます。
 この手の事件は以前にも別の地域で発生したことがあります。2010年には東京都と三重県で、教員免許が失効した人物がその事実を隠して臨時講師に採用されていたことが相次いで発覚しました。
 三重県の事件では、採用された人物は採用後、勤務校の生徒に暴力・わいせつ行為を加えて逮捕されました。
 失効要件を満たしていても本人が自主的に名乗り出ない限り有効かのように装うことができる、現行の教員免許のシステムの不備を突いた事件です。しかも今回の広島県の事件にしても、以前に発覚した東京都や三重県での事件にしても、いずれも子どもへの性犯罪で摘発されたものです。
 子どもに危害を加えるような人物が、前歴を隠して子どもの前に現れるという、こんな恐ろしいことはありません。しかも性犯罪は、再犯の可能性が極めて高いものです。
 報道では当該者の氏名については伏せられています。しかし実名を公表し、再び子どもの前に近づけさせないようにしていくことが重要です。
(参考)
免許失効の男性を教員任用 広島県教委、無効を通知(共同通信 2011/1/7)