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児童虐待判決:脳障害負わせても「暴力的な児童虐待とは異なる」?

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 札幌市白石区で2010年3~4月、当時生後4ヶ月の次男のベビーラックを繰り返し激しく揺さぶるなどした結果、「乳幼児揺さぶられ症候群」を発症させて精神や運動機能に後遺症の残る重傷を負わせたとして傷害罪に問われた父親(20)に対し、札幌地裁は12月1日、懲役3年・保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役4年)の有罪判決を言い渡しました。

 熊代雅音(まさと)裁判官は、次男が泣きやまないことに立腹した父親が故意に揺さぶるなどしていたことを認定しました。しかし、直接的に殴る蹴るなどしていないとして、「仕事がないことにいらだち八つ当たりしたもので、明らかな虐待までは意図していない」「暴力的な児童虐待とはいささか様相が異なる」とも指摘しました。
 泣きやまないからといって大けがをさせたこと自体が悪質な児童虐待だといえます。しかし判決では暴力を狭くとらえ、直接殴る蹴るなどしていないことで「様相が異なる」、すなわち暴力的な児童虐待ではないといわんばかりに指摘しています。判決に対しては、子どもの受けた被害を軽視しているのではないかと感じます。
(参考)
◎乳児揺さぶりけが、父親に有罪 「八つ当たりで短絡的」(共同通信 2010/12/1)
◎4カ月次男虐待 父親に猶予判決 札幌地裁(北海道新聞 2010/12/2)