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松山市立中学校暴行・わいせつ:学校側の対応にも問題

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 愛媛県松山市立北中学校の音楽教諭・和田光教容疑者(39)が生徒に暴力やわいせつ行為を加えたとして逮捕された問題で、毎日新聞がやや詳しい記事を出しています。

 ほかの報道では当該教諭の勤務校名は出ていませんでしたが、毎日新聞(愛媛版)2010年11月25日付『暴行:中学教諭を容疑で逮捕 女子生徒に平手打ちなど--松山東署 /愛媛』では勤務校名をしっかりと書き、また吹奏楽部顧問であることも明記しています。

 また毎日新聞の報道では、事件について保護者から学校・教育委員会に相談があった際の対応の様子も記されています。

暴行:中学教諭を容疑で逮捕 女子生徒に平手打ちなど--松山東署 /愛媛(毎日新聞・愛媛版 2010/11/25)

 逮捕を受け、松山市教委の山内泰教育長らが会見し、謝罪した。市教委は、今月1日の保護者からの相談で調査を始めたが、暴行については重視せず、わいせつ行為も和田容疑者が否定したため、結論を出せずにいた。生徒本人への聞き取りは、「生徒が落ち着いてから」と、実施していなかった。暴行は詳しく調べておらず、豊田克文学校教育課長は「わいせつ行為が主体ととらえていた。認識が甘いと言われればその通り」と釈明した。

 わいせつ問題ももちろん深刻な人権侵害ですが、暴力・「体罰」の問題を軽視していることについては認識が甘いといえます。生徒指導と称して数十回の平手打ちを加えても「大したことではない」として扱っているような暴行・「体罰」肯定の感覚は、本来許されるものではありません。

 また生徒本人への聞き取りをしなかったことも不審です。「生徒が落ち着いてから」と生徒に配慮したかのような理由を付けていますが、過去の類似事件での経験からも生徒への聞き取りをしないまま「教諭が否定した」としてうやむやにするつもりではなかったのではないかと疑います。

 今回の事件では、わいせつ行為は否定しているとはいえども暴行については認めているという加害者の行為は問題外ですが、それに加えて学校・教育委員会の対応のまずさも問われなければなりません。