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広島市子ども条例:反対の署名活動

 広島市で「子ども条例」に反対する団体が11月23日、広島市内で街頭署名活動をおこなったことが『産経新聞』で紹介されています。

 広島市で検討されている「子ども条例」には強い反対運動が続き、議会への議案提出が延期されるなどした経緯があります。
 「子ども条例」に反対する側の主張は、「過度に子どもの権利を主張することは、学校や家庭に混乱を招く」ということの様子です。
 しかし子どもの権利が保障されることで、保護者や教師に不当な制限や干渉が加えられるわけではありません。「子ども条例」案は現行法の規定や人権意識の到達点をより明確に具体化しているものであり、通常の保護者や教師・地域住民などにとっては何もおそれるような内容はありません。
 もっとも、子どもの権利を侵害するような行為を繰り返しているような虐待親や暴力教師・管理教育の体現者などにとっては、それらの行為が誤りであると現在以上に明確に突きつけられることで、「自分に不当な制限や干渉が加えられる」とすり替えて言い立てるのはありえることなのかもしれません。しかしその「既得権益」自体が間違っている以上、それこそ「間違った権利の主張」になります。
 また別の角度からみれば、条例に反対する勢力は、自分たちは子どもの権利主張を敵視する一方で、自分たちは請願権という権利を主張して活用していることになります。「権利主張はダメ」といいながら自分たちの権利はしっかりと最大限に主張するというのも奇妙な話です。
(参考)
◎過度な権利意識は学校で混乱招く 広島市の「子ども条例」、反対で署名呼びかけ(産経新聞 2010/11/24)