桐生市児童自殺から1ヶ月:背後に学級崩壊が

 群馬県桐生市立新里東小学校の女子児童自殺事件から1ヶ月となるのを前に、毎日新聞が事件経過を分析するような記事を出しています。

 同紙2010年11月22日付『群馬・桐生の小6女児自殺:あす1カ月 かき消されたSOS いじめ過小評価か』では、いじめの背景に学級崩壊があり、学校側は学級崩壊の対応に追われていじめへのSOSが過小評価された可能性があることを指摘しています。
 記事によると、自殺した児童が所属していた6年1組は学級崩壊状態に陥ったといいます。6年への進級時にクラス替えがありましたが、4月から一部児童の落ち着きのなさが目立っていたといいます。担任の40代女性教諭は学校に相談し、学校側も複数教諭による指導などを取り入れるなど対策を取りました。しかし状況は悪化し、夏休み明けには学級崩壊に陥りました。
 6年1組の児童少なくとも5人が自殺した児童へのいじめに関与したとされ、その中には学級崩壊の中心となっていた児童もいたといいます。また6年生の他学級の児童や下級生からも「6年1組の児童から暴言を受けた」などの訴えが複数寄せられたといいます。
 学級崩壊状態の中で、いじめなど児童間のよくない状態を発見しても指導が通りにくい状況になってしまっていたのではないかとする指摘もされています。学級崩壊によっていじめへの対応が後手に回ってしまったのではないかとする指摘は、今後丁寧に解明していく必要があるように感じます。