※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

長崎市立片淵中学校「体罰」事件:さらに被害者も

 『毎日新聞』長崎県版・記者コラム『西海評論』2006年8月7日付に、『先生が怖い』という記事が掲載されています。

 長崎市立片淵中学校で2006年6月に発生した「体罰」事件。被害生徒は、所属するバレーボール部の顧問教諭から首をつかんで押されるなどの「体罰」を受けました。この生徒は「(この教諭に)殺されるかと思った」と話すほど強い恐怖感を感じたということです。
 生徒はその後、精神的ストレスから来る胃腸炎を発症して一時不登校になりました。しばらくして登校できるようにはなったものの、バレーボール部の練習に参加できなくなり、さらに加害教諭が担当する体育の授業に出席できない状態が続いているということです。
 問題の加害教諭は2006年1月にも、当時3年生だった別の男子生徒をいきなり殴りつけ、目にけがを負わせたとして、書類送検されています。2006年1月の事件では、被害生徒は卒業まで登校できなくなりました。
 『毎日新聞』の取材によると、さらに別の男子生徒も、この教諭の「体罰」と暴言が原因で、この教諭の担当する授業に出席できなくなったといいます。
 生徒に対して日常的に「体罰」や暴言を繰り返し、複数の生徒を不登校や授業に参加できない状況にまで追い込む――このような行為は、教師としての職務とは全くあいいれない行為です。
 記事は、以下のように指摘しています。

 問題は“大人”の受け止め方だ。校長は「行き過ぎた指導だが、体罰ではない」と言う。市教委も初めは、同様の見解だった。
 ちょっと待ってほしい。被害を受けた生徒が「死ぬと思った」と訴えているのだ。子供の叫びに本気で耳を傾けようとしているのか。

 教諭の行為は「行きすぎた指導」なのでしょうか。いや、指導とは全く無縁の行為です。「体罰」であり、暴力にほかなりません。度重なる事件に対する学校側や市教委の受け止め方も、厳しく問われています。
 学校・市教委の「体罰」に対する認識はどうなのか。全く子どもの立場に立っていないのではないか。学校側や市教委の姿勢には、暗たんたる思いすら感じます。
 学校や長崎市教委は、「体罰」への毅然とした姿勢と再発防止に努める姿勢へと、早急に転換すべきです。