知的障害児施設通所園児の顔写真に「死」:通園者の母親を逮捕

 知的障害などを持つ児童が通う大阪府池田市の市立社会福祉施設「やまばと学園」の園児の顔写真に「死」などと書かれて池田市内の路上などにばらまかれていた事件で、警察は11月14日、通園児童の母親(25)を脅迫容疑で逮捕しました。

 同学園では2010年10月にデジタルカメラが紛失する事件がありました。カメラには遠足などの様子が撮影されていたといいます。11月初旬頃から、阪急池田駅近くの路上や園児の自宅前などに、紛失したデジタルカメラからプリントアウトしたとみられる写真がまかれていたといいます。11月13日になり事件がマスコミ報道されました。確認できただけでも、約360枚の写真がばらまかれていました。
 複数の園児の顔写真が写っているものにはすべてに「死」と書かれるなど、特定児童を狙ったものではないとみられていました。
 障害者に対して強い悪意を持つ人物のしわざか、それとも悪質な愉快犯なのかと思っていたら、容疑者は通園者の母親だったという意外な展開にびっくりしました。容疑者の自宅からは、学園から紛失したカメラと写真のデジタルデータが発見されたといいます。
 報道によると、動機は「子どもの発育に差をつけられたことが悔しかった」「子供の顔に『死』と書いてあれば、親はとても恐怖を感じるだろうと思った」などとされています。やったこと自体は許されないのはいうまでもありませんが、容疑者は思い詰めて育児ノイローゼのような状態に陥っていたのでしょうか。
 このような事件を未然に防ぐためにも、子育てを社会的に支援するような体制をよりいっそう充実させることが必要なのではないかとも感じます。