桐生市いじめ自殺:いじめ教委に報告されず

 群馬県桐生市立新里東小学校のいじめ自殺事件に関連して、児童が5年生の時にいじめを訴えて相談していたものの、桐生市教育委員会へ報告されていなかったことがわかりました。

 11月11日の群馬県議会文教警察委員会の協議会で明らかになりました。
 いじめの相談があった場合、市区町村の教育委員会を通じて都道府県教育委員会に報告があがり、いじめ発生件数として統計に反映される仕組みとなっています。しかし学校・市教委とも「いじめではなかった。自殺した児童の勘違いだった」などとして報告していなかったということです。
 いじめは発生しない方がいい、少ない方がいいというのはいうまでもありません。しかし統計数値上の「いじめ発生件数0」「いじめ発生件数減少」を目指すあまり、現に発生しているいじめ事件に目をつぶって放置し統計上だけのつじつまを合わせようとするという傾向に陥りやすいことも指摘されています。その結果いじめで苦しむ児童・生徒がいても放置され、また統計に反映されないという状況も生まれています。今回もまた、かねてから指摘されていた弊害が極端な形で現れてしまったという印象です。