※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

市教委の調査「抽象的」指摘:桐生市児童自殺事件

スポンサーリンク

 群馬県桐生市立新里東小学校の女子児童自殺事件では、桐生市教育委員会が児童に対していじめアンケートを採ることにしています。しかし設問が抽象的という指摘がされています。

 『産経新聞』(web版)2010年11月3日配信『小6自殺いじめの事実確認手つかず 群馬』では以下のように指摘されています。

 市教委によると、同小(※桐生市立新里東小学校、当サイト注)の全543人の児童を対象にしたアンケート項目は「嫌なことを言われたことがあるか」「学校生活に不安を抱えているか」といった抽象的な質問で、○○さん(※自殺した児童の名前。当サイトの判断で匿名に変更)が給食時にグループから外れ独りで食べていたときの様子など、いじめの具体的状況を問う項目は含まれていない。
 いじめの有無を具体的に質問しなかったことについて、学校教育課は「いじめをストレートに尋ねても、答えられない可能性がある」と説明する。

 抽象的な質問ばかりをしても、自殺した児童へのいじめの具体像は明らかにならない危険性があります。少なくとも同学年の児童に対しては、自殺した児童へのいじめなどを目撃したことがあるかなどの点をもっと具体的に掘り下げて質問しなければどうしようもありません。
 市教委が「いじめをストレートに尋ねても、答えられない可能性がある」としている点も疑問です。むしろ答えられたら困るから、あえてストレートに尋ねることを避けたのではないかと邪推してしまいます。
 過去に別の場所で発生したいじめ自殺事件では、いじめをうかがわせるような具体的な証拠や証言があがりながらも、いじめは確認できなかったかのように強引に結論づけるという事例もたくさんありました。この事件でも、調査をしたという体裁を整え、いじめは確認できなかったという結論に導きたいのではないか――そう疑ってしまいます。