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学力テスト学校別成績、非開示処分取り消し判決:大阪地裁

 「大阪府枚方市立中学校でおこなわれた統一の学力診断テストの学校別成績平均点を枚方市に情報公開請求したが、『学校別のランク付けにつながる』などとして市が非開示処分にしたしたのは違法」として、枚方市在住の行政書士(36)が非開示処分の取り消しを求めた訴訟で、大阪地裁は8月3日、行政書士の訴えを認めて枚方市に非開示処分の取り消しを命じる判決を出しました。

 判決によると、非開示の取り消しを認めたのは「各校別の成績が各校を評価する唯一の指標とはならず、公開することでテストの適正な執行は妨げられない」という理由だということです。
 確かに、各校別の成績が各校を評価する唯一の指標とはならないというのは、間違いとは一概にいえないでしょう。ただ、『唯一の』指標とはならなくとも、『大きなウェイトを占める』指標となり得ることは、これまでの学力テストをめぐる歴史的経過で明らかです。
 現に東京都のいくつかの区では、学力テストの学校別平均点を公表することで、様々なゆがみが生まれていることが報告されています。
 行政に関する問題の情報公開は、一般的な意味では、当然のことながら重要です。しかし学力テストの結果に関する情報は、情報公開の一般論の範疇に収まるのでしょうか。
 今回の大阪地裁判決については、今後の学力テストの成績公表をめぐる実務に大きな影響を与えそうな判決になってくると思われます。