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県立高校日本史必修化、独自教科書最終案決定:神奈川県

 神奈川県教育委員会は9月29日、県立高校での日本史必修化に伴って設定する独自科目(郷土史・近現代史)について、独自編纂した教科書の最終案を決定しました。

 教科書作成の過程では、右派が「自虐史観」などと攻撃して教科書の記述に難癖を付けようとする請願などもあったということです。
 一方で最終案では、南京事件(南京大虐殺)については「日本は大軍を派遣して、12月には国民政府の首都南京を占領した」という記述にとどめて犠牲者数を明記しないなど、右派が難癖を付けそうな点については回避された形になっているということです。『産経新聞』2010年9月29日付(web版)『神奈川県教委が独自教科書「近現代と神奈川」を決定』では、自虐的な記述を削除させたかのように喧伝しています。
 幅広い教養を身につけるという意味では日本史を学ぶこと自体は必要でしょうが、神奈川県教委の場合はそういう意味とは異なり、偏狭なナショナリズムから日本史必修化を決定したとみられています。
 偏狭な思惑を打ち破り、民主主義社会にふさわしい知識と教養を身につけられるような教育実践が各地で進むことが期待されます。