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教え子性的暴行の元教諭に実刑:福岡

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 福岡県内の小学校で教え子の女子児童に校内で性的暴行を加えたとして強姦罪で逮捕・起訴された元小学校教諭(懲戒免職)について、福岡地裁小倉支部は9月9日、懲役7年の実刑判決を言い渡しました。

 元教諭は立件された事件のほかにも、長期にわたってわいせつ行為を繰り返していたといいます。
 実刑判決自体は当然でしょう。しかしこの事件に対する教育委員会やマスコミの対応には、強い疑問を抱かざるを得ません。
 教育委員会は「被害者のプライバシー保護」を口実に、事件があった事実そのものを伏せてきました。新聞報道後の2010年6月になって懲戒免職にしたようですが、実名公表などもありません。
 またマスコミ報道でも実名報道は一切ありません。
 一般的には何でもかんでも実名報道する必要はないとはいえます。しかし、学校の教師という職務上の立場を悪用して児童に危害を加えた事件という特殊な事情のもとでは、むしろ積極的に実名報道をおこなわなければならないという事案です。
 児童・生徒に危害を加えた教師は、事件が世間に知られなかったことをいいことに、前歴を隠して別の学校に紛れ込んだり、たとえ教職に再就職しなくても子どもと接する立場の職業やボランティアなどに関わったりして、再び同様の犯罪や問題行動を繰り返したという例は多くあります。また一般的にいって、性犯罪は再犯傾向があります。
 教師の職務上の問題行動を公表することは、社会全体からみて公益性のある行為です。加害者教師のプライバシーという的はずれな指摘を持ち出してもあたりません。そもそも教師の職務上の行為はプライバシーではありませんし、社会的な公共性もあります。
 被害者の特定を防ぎ被害者を守るという口実で匿名報道になっていますが、加害者に近い立場の不届き者は別として、被害者を特定して中傷しようなどという人はいるものではありません。むしろ加害者の特定を防ぎ加害者を守ることが目的になっているといえます。
 事件事故の被害者については、たまたま事件事故に巻き込まれただけの一般人で実名報道に社会的価値がないにもかかわらず一部例外を除き容赦なく実名報道したり、また一般個人の事件(教師が職務外で個人的に起こした事件含む)では加害者を実名報道する一方で、教師が職務上起こした凶悪事件は実名報道しないというのはおかしいのではないでしょうか。