秋田県立高校でいじめ:県教委再調査指示

 秋田県立西仙北高校で3年生の男子生徒3人が1年生の男子生徒をいじめていたことがわかりました。

 被害生徒はいじめが原因で不眠や抑うつなどの症状を発症したといいます。
 学校側は、被害生徒を土下座させたり胸ぐらをつかむなど、加害者が認めた範囲でのいじめを認め、3人を停学処分にしました。
 一方で被害者側は「腹を蹴られたり、頭を和式便器に付けられるなどの暴行を受けた」「いじめが認定された加害者3人の他にも、周囲には他の生徒が多いときで10人ほどいた」などと訴えていますが、学校側は認めていません。
 被害者側は「学校側から『終わったこと』という対応をされた」「加害者から反省文の提出を受けたが、誠意が感じられない」などとも訴えています。
 一方で学校側は、被害者が訴えている暴行については「加害者が否定した」として調査を打ち切り、「被害者側の話を一方的に聞くわけにもいかない。加害者側にも言い分はあるし、両者ともに将来のある身だ」(校長談話:読売新聞2010/9/8)などとしました。
 学校側の対応からは、「被害者側の話を一方的に聞くわけにもいかない」としながら加害者側の話を一方的に聞いているのではないか、という印象を受けます。
 秋田県教育委員会は再調査を指示したということです。この手の事件では隠蔽を指示するのが常の教育委員会ですら再調査を指示せざるを得ないほど、学校側の対応はとんでもないものであることを間接的に示しているのではないかといえます。
(参考)
◎西仙北高でいじめ 1年生に土下座させる 3年生3人停学(読売新聞2010/9/7)
◎西仙北高いじめ 県教委、再調査指示 被害者主張と食い違い(読売新聞2010/9/8)