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障害者支援NPO副理事長わいせつ・実刑判決:京都・亀岡

 京都府亀岡市で2009年8月、発達障害者支援のNPO副理事長(当時)の山本一豊(45)=京都府亀岡市篠町馬堀広道=が支援対象者の小学生女児の体を触るなどした強制わいせつ事件で、京都地裁は8月26日、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

 被告は、かねてから面識があった被害女児の母親から女児の発達に関する相談を受け、「様子を見る」として女児を自宅に宿泊させました。その際にわいせつ行為に及びました。
 弁護側は被害児童の証言に信用性がないと言い立てて無罪を主張しました。しかし判決では弁護側の主張を退け、「被害者に多大な精神的打撃を与えた上、頑強に否認して不合理な弁解をし、謝罪していない」と断罪しています。
 懲役2年は短すぎるような気もしますが、有罪判決は当然だといえます。
 被告側は障害者支援の知識を生かして、子どもだから、もしくは障害者だからといって「信用性がない」と言い立てれば不当に「無罪」を勝ち取れるとでも踏んだのでしょうか。きわめて卑劣です。
 この事件は、千葉県浦安市で2003年、小学校養護学級担任教諭が担任クラスの知的障害児に暴力やわいせつ行為を繰り返した、いわゆる浦安事件を思い出します。
 浦安事件でも加害者教諭は逮捕・起訴されたものの、被害児童の証言に信用性はないと言い立てました。刑事裁判では犯行の存在自体は事実上認定しながらも、刑事事件の対象となった個別の事件については「場所と時間の証明が不十分」と判断して「無罪」にしてしまいました。もっとも被害者側が起こした民事訴訟では、刑事裁判で「無罪」とした根拠を実質的に否定する形で加害行為を明白に認定し、学校管理者の千葉県・浦安市に賠償を命じる判決が確定しています。
 浦安事件の刑事判決のひどさと対比すると、今回の事件ではしっかりと犯行を認定して実刑判決を下したことは画期的だといえます。