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秦荘中学校柔道死亡事故:ニュース番組2番組が特集

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 8月24日のテレビ番組『スーパーモーニング』(テレビ朝日)と『VOICE』(毎日放送)で、滋賀県愛荘町立秦荘中学校柔道部事故が取り上げられていました。

 同中学校では2009年7月29日、当時1年だった柔道部員の男子生徒が練習中に急性硬膜下血腫を発症して意識不明の重体になり、約1ヶ月後の2009年8月24日に死亡しました。生徒が死亡してからちょうど1年になります。
 両番組では、事故の経過やその後の遺族・教育委員会の動きを取材しまとめていました。また『VOICE』では事故そのものの経過に加えて、医師や教育研究者、また練習生の安全対策を徹底する方針を実践している柔道指導者にも取材していました。
 この事故では、顧問講師(当時。事故後依願退職)のしごきやリンチともいえるような不適切指導があったことが指摘されています。また顧問講師は部員に対して日常的に平手打ちなどの暴力・「体罰」を繰り返していたとも指摘されています。
 愛荘町は事故調査委員会を設置し、2010年7月に報告書を出しました。報告書では事故当時の練習・指導は不適切と判断したものの、顧問の暴力行為や「体罰」の有無、学校側の責任の所在などについては明確にされていません。その後調査委員会が再開され、調査を継続中だということです。
 複数の生徒が、顧問講師が日常的に暴力・「体罰」を加えていたことを証言したといいます。『スーパーモーニング』では、テレビカメラの前で柔道部員の生徒が顧問の暴行を証言する場面も放送されました。
 しかし学校・教育委員会は、講師の暴力行為も「体罰」も認めていません。講師が平手打ちなどの行為をおこなったこと自体を否定しているのか、それとも暴力・「体罰」事件が発覚した際に学校側がおこなう定番の詭弁としての「問題視された行為自体はあったが、それを『暴力行為』や『体罰』とはみなさない。したがって『暴力』も『体罰』も存在しないと主張する」ということなのかはよくわかりませんが…。
 事故当日の詳細な事実経過についても、また事故の背景になったと考えられる顧問講師の日常的な「指導」にしても、徹底的に解明することが必要です。遺族感情という意味だけではなく、事故から教訓を導き出し今後同種事故を防止するための方策となるという意味でも、事故の徹底究明は必要です。