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児童へのわいせつ「示談成立」として不起訴:北海道

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 「勤務している小学校で2010年7月、校内で女子児童の体を触るなどした」として強制わいせつ容疑で逮捕・送検された釧路市立小学校の渡辺哲朗教諭(39)について、釧路地検は8月10日、被害児童側の告訴取り下げにより不起訴処分にしたと発表しました。

 刑法の規定で強制わいせつ罪は親告罪のため、検察は起訴できなくなりました。北海道新聞が加害者の教諭に取材したところ「示談が成立した」と話したということです。

 不起訴がそのまま無実というほど単純なものではありません。

 今回の事件の場合、異変に気づいた学校側が調査し加害者がわいせつ行為を認めたために警察に通報し、その後加害者は警察の調べに対しても一貫して容疑を認めていたという経緯をたどっています。

 性犯罪の場合、捜査の過程で被害者側が何度も同じことを説明しなければならない状況に陥って精神的な二次被害が生まれ、「泣き寝入りした方がまし」という状況に陥ってやむなく告訴を断念するという例もあります。2009年に発生した京都教育大学集団暴行事件でも、被害者が告訴取り下げに追い込まれた経緯がありましたが、そういったことも思い出します。

 しかし刑事事件として立件できないからといって、それは犯罪の事実そのものが消えるというわけではありません。北海道教育委員会は加害者への処分を検討するということですが、学校で児童が被害者になったという悪質な事件であり、懲戒免職にすべきです。