※当ブログは新サイト に移転いたしました。

新規の編集は、新サイトの方で実施しています。

難病児童の保育園入園正式に認められる:東京・立川

 脊髄性筋萎縮症1型で人工呼吸器・車いす生活を送っている3歳女児が東京都立川市立保育園への入園を求めていた問題で、立川市は9月よりこの児童の入園を認めることになりました。

 当該児童はたんの吸引などの医療的ケアが必要で、立川市は当初「資格を持つ職員が不足している」などとして入園を断りました。しかし入園を求める署名約4万2000人分が集まったことなどもあり、立川市は4月より保護者の付き添い付きで仮入園を認めていました。
 当初は看護師資格を持った職員は1人しかいませんでしたが、市は看護師資格を持つ介助員7人を臨時採用し、8人でシフトを組んでケアしているといいます。
 仮入園期間中大きなトラブルもなかったことから、正式入園許可に踏み切りました。
 『毎日新聞』の記事によると、「普段は目の動きなどで意思疎通しているが、仮入園後は表情が豊かになり、泣き出すこともほとんどなくなったという」(毎日新聞2010/8/7『難病:3歳の明奈ちゃん、保育園に正式入園 東京・立川』)と、保育園入園で児童自身も成長していることがうかがわれます。
 課題もたくさんあることは否定できませんが、児童にとって何が最善かという観点からも、また保育所のそもそもの存在意義という意味でも、希望する児童には可能な限り受け入れていく体制が必要となってきます。
 今回正式入園が認められたことについては歓迎できます。また今回の件が前例となって同種の事例が起こった際の対応の参考になるという意味でも、歴史的だといえます。
(参考)
◎人工呼吸器必要な女児 保育園に正式入園(朝日新聞・東京多摩版 2010/8/3)
◎難病:3歳の明奈ちゃん、保育園に正式入園 東京・立川(毎日新聞 2010/8/7)